稲毛校 からのお知らせ:

塾長日記・6月4日

こんにちは。 稲毛校塾長の真中です。 さて、今日は前回に引き続き面白い理論をご紹介したいと思います。 それは、『フット・イン・ザ・ドア・テクニック』というもので、段階的要請法とも言われるものです。 これは、相手の承諾を得たいとき、単純に要請するよりも、まず小さな要請をし、その後に大きな要請(本来の要求)をするほうが承諾を得やすいといった段階的に要請を行う承諾誘導の手法をいいます。 ひとは一度何らかの要請を承諾すると、二度目の要請を断りにくくなるため、初め小さな要請に応じると、その後の要請にも応じやすくなるそうです。 これの効果を実証する実験が、1966年にフリードマンとフレーザーによって行われました。 実験では、まずボランティア(実験の協力者)がカリフォルニアの住民の家を訪問し、「安全運転」と書かれている小さなステッカーを車の窓に貼ってほしいと依頼しました。その二週間後、別のボランティアが訪問し、「安全運転をしよう」と下手な字で書かれた(家の景観を害するような)看板を庭先に立ててほしいと依頼した結果、76%もの住民が看板を庭先に立てることを承諾しました。 ちなみに、はじめから大きい要請をした場合(看板を庭先に立ててほしいと単純に依頼した場合)には17%の住民からしか承諾を得られなかったそうです。 結構面白いですよね。。。 皆さんも機会があれば是非試してみてください!

[2007-06-04]