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大学入試改革案

皆さんこんばんは。
個別指導塾ノーバスの高木です。
皐月(さつき)晴れというほどなのに、あまり快晴の日がありませんね。
湿度も高くて早く夏にならないかなと思っている今日このごろです。
さて、先日5月16日に2020年大学入試改革についての発表が文部科学省よりありました。
文部科学省:高大接続改革の進捗状況について
大学入試センター:モデル問題例等について
各新聞が一面で報道したので、ご覧になった方も多いかと思います。



大学入試改革とは?
大学入試改革や高大接続改革とは、「現在中学3年生が大学生になる2020年から大学入試を変えますよ。大学入学共通テストを実施しますよ。」と言うものでした。
しかし、今回の発表では、あまり改革らしい変化は見られませんでした。

大学入学共通テストで、国語・数学の記述問題が増える事は改革と言えるかもしませんが、英語は民間のテストを使用する事、AO入試では学力試験を必須化するなど、今の傾向の確認みたいなものになっています。
また、大学入学共通テストの実施回数は1度ですし、時期は同じであることを加味しても、センター試験のマイナーチェンジと言えるでしょう。

今回のモデル問題例までご覧になった方は少ないと思いますが、今回発表されたモデル問題は、センター試験に比べ難しくなっております。
しかし、国立大学の過去問よりは易しいものになっています。
そのため、私立大学第一志望の生徒の未受験が多くなることも考えられます。



2020年の大学入試をここから予想すると
大学受験の志望校によって影響は限定的になります。
ただし、学校・予備校・塾などでの情報収集や受験勉強以外の事前準備が重要になります。
むしろ、この改革の影響を受けた高校入試問題や中学入試問題の変化の方が大きくなるでしょう。現にもうすでに少しずつ変わってきております。
また、高校でのカリキュラムも影響を色濃く受けることでしょう。
しっかり情報収集をしていきたいですね。


私立大学志望の受験生では、文系も理系も、現在の入試スタイルはほぼ変わらないまま、AO入試や民間英語テストなどで入試が前倒しされていく傾向は強くなります。
文系理系に関わらず、私立大学志望の生徒は、大学入学共通テストを受けずに、民間テストと2月の大学入試を受ける戦略になると思います。一方で、小論文と筆記試験を実施する入試が多くなっていきます。また、英語の民間のテストを高校2年の段階から受けて行くことになるでしょう。


国立大学志望する生徒の入試スタイルもほどんど変わらないと言いざるをえません。
ただ、英語は複数回、民間テストを利用する事ができること、9月~12月に実施されるAO入試や自己推薦入試で、すべり止め受験をしやすくなるなど、制度は大きく変わらないままメリットが多くなったように感じます。



今後の発表を待つ必要はありますが、入試形式の変更は有るにせよ、「大学受験」はなくなることはないですし、「知識」が必要であることは変わりなく、思考力・判断力・表現力も現在のテストや入試問題でも必要不可欠です。
今まで以上に問題の解法テクニックやコツなどではなく本質的学力が必要になります。
しっかり今、お預かりしてる生徒の学力を伸ばさなければと思うニュースでした。

高木

[2017-05-18]

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