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歴史の面白さとは…

豊臣秀吉。誰もが知る人物で、農民出身(足軽の子とも)でありながら天下統一を成しえ、石垣山城(一夜城)、中国大返しなど、偉業や謎が多く残した人物。



そんな彼ですが、やはり朝鮮出兵がどうにも解せない。中学校の教科書にも文禄の役・慶長の役と記載されていますが、生徒に「なんで朝鮮を攻めたのか」と聞かれると答えるのがとても難しい。



さて、ここからはぼくの想像です。



秀吉は、年齢のせいでボケたとか国内に分け与える土地がなくなったからとか半兵衛が亡くなってからおかしくなったとか色々言われていますが、個人的にはやはり「明」が狙いだったと感じます。明を征服しアジアでの貿易を拡大しようとして出兵をしたのがきっかけではないかと思います。なぜそんなことをしようとしたのか。秀吉は貿易によって生まれる旨味を知っていたのではないかと。そして、おそらく織田信長から聞かされていたのではないでしょうか。信長は明との貿易に関して朝鮮に仲介をお願いしていたようですから。



この想像が、正解なのか不正解なのか、真っ当なのか突拍子もないのか、どうでもいいのです。歴史の面白さはこうやって、ああでもない、こうでもないと自分の考えを、想像を、妄想を掻き立てることにあると思います。そのためにある程度の知識は必要ですが、大切なのは「なんでこんなことになったのだろう?」というちょっとした疑問や興味です。歴史を学習するにあたって、テストに出るからとか入試があるからとか、そんなつまらない理由でなく、真に興味をもって、面白さを発見してほしいと思います。


一見、勉強とは関係のないことが勉強するきっかけになり得ます。

テストに出るから勉強しましょう。こんなつまらない理由で子どもは勉強なんてできません。興味を持ってもらえるような授業とお話を提供しやる気を上げていきたいと思います。

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[2025-07-09]

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