新越谷校 からのお知らせ:

化学と花火

みなさんこんにちは。ノーバス新越谷校です。


夏休みもあと1週間程になりました。早い学校はもう新学期が始まっているところもありますね。みなさん夏休みの宿題は終わりましたか?終わっていない人は早く終わらせてしまいましょう。また、夏休みの疲れが出てくる時期でもありますので、生活のリズムを整え、体調管理には気を付けておいてくださいね。


さて、夏の思い出と言えばいろいろありますが、その中でも「花火」と言えば夏の風物詩の代表格ですね。今年は雨天中止してしまった大会もあり、行けなくて残念な思いをしている人もいるかと思います。そんな人のために、せめて花火の「色」の構造を説明しておきたいと思います。


夜空に色とりどりの花火が打ちあがりますが、その色が出る原理は「アルカリ金属の炎色反応」によるものです。Na(ナトリウム)やK(カリウム)などは中学生でも習ったことのある人はいますよね。これらを含む化合物を火にかざすと、炎色反応といって、きれいな色が出ます。それぞれの物質によって出る色は決っており、代表的なものは以下の通りです。


Li(リチウム):赤

Na(ナトリウム):黄

K(カリウム):紫

Ba(バリウム):緑

Ca(カルシウム):橙

Cu(銅):青緑

Sr(ストロンチウム):紅


これらの覚え方として、「リアカー無きK村、馬力で勝とうとする努力するもくれない」などというものがありますよ。


リ(Li)アカー(銅)無(Na)き(黄)K(K)村(紫)、馬(Ba)力(緑)で勝(Ca)とう(橙)とする努(Cu)力(青緑)する(Sr)もくれない(紅)


花火を見るときに、色から元素記号を想像しながら見るとまた違った楽しさを感じられるかも知れませんね。

[2014-08-22]

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