北浦和本校 からのお知らせ:

標高と測量

こんにちは。講師の渡辺です。今回は日本各地の高さをしる指標である標高についてお話します。 家や道路などの構造物の建設にはその土地の高さや傾斜がわかる標高を知ることが欠かせません。 学校の社会の授業では三角点や水準点、等高線を基準して標高を求めると習ったと思います。 では実際にはどのようにして各地の標高はもちろん、三角点や水準点の標高は決められているのでしょうか。 その方法は日本の標高の基準である東京湾の平均海面(標高0m)と標高が知りたい地点の高さを比べることにより求めます。この作業を測量と言います。(工事現場や道路でカメラのようなものをのぞいている作業員を見たことがあると思いますが、あれです。) まず、東京湾から近い地点の標高を海面と比べることにより測かります。そしてその地点に水準点などを設け、誰でもその地点の標高がわかるようにしておきます。 次に、先ほど測量により求められた地点の標高を基準に新たな地点の標高を測ります。そしてまた水準点などを設置します。 この作業(測量)を東京湾から繰り返すことにより日本各地の標高を求めているのです。 信じがたい話ですが、GPSがない時代からこの方法により各地の標高を決めています。まさに先人達の苦労のおかげで今の私達が快適に生活出来ているのです。

[2011-06-13]

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