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ESAT-J(東京都英語スピーキングテスト)について

ESAT-J(東京都英語スピーキングテスト)について画像

東京都では現在入試改革が進んでおり、令和4年11月27日、都内公立中学校第3学年生徒を対象に英語スピーキングテスト「ESAT-J(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)」が実施されます。都立高校入試ではテストの結果が入試の総合得点に反映されます。

(参考URL: 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)のお知らせ)


【都立高入試総合得点への加算方法】
従来であれば、1000点満点で合否が判定されていた都立高校入試ですが、「ESAT-J」導入に伴い、1020点満点となりました。

A~Fまでの6段階で判定されたESAT-Jの評価を20点満点の点数として取り扱い、総合得点に加算します。
(参考URL: 東京都中学校英語スピーキングテスト事業について)

1020点満点の20点分を高いと見るか低いと見るかについては、各々の置かれた状況によるとしか言えません。ただ、英語学力検査における条件英作文を700点分に換算した際の得点が16.8点であり、調査書点(300点分)における主要5教科(国数英社理)の「5」が23点分であることから、決して軽視できる数字ではないといえます。


【ESAT-Jの問題と評価の結果】
最新のプレテスト(令和3年実施)をもとに、各Partの問題と評価の結果について確認していきます。

(参考URL:・R3年実施プレテスト
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)のお知らせ
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の取組状況について)


Part A: 英文を読み上げる
Part A は英文を声に出して読み上げる問題が2題出題されます。

ここで評価されるのは発音やイントネーションといった「音声」です。

準備時間と解答時間はどちらも30秒あり、時間的な余裕は十分あります。

プレテストの結果分析では、PartAについては、0〜3の4段階の評価のうち、9割前後の生徒が3と2の評価を獲得していることがわかります。十分高評価を狙えるPartなので、しっかりと練習をして臨みたいところです。


Part B: 質問を聞いて応答する/意図を伝える
Part B は全部で4問あります。質問に答える問題が3問と、自分から問いかける問題が1問です。絵を見て、英語で質問された内容に対してすぐに答えるといった内容です。

ここでは、「コミュニケーションの達成度」が評価の観点となります。自分の言いたいことを適切に相手に伝えられるかどうかがポイントとなります。

準備時間と解答時間はともに10秒という短さですが、設問そのものの難易度はそこまで高くないです。また、プレテストの採点基準には「※問題趣旨に沿って解答できていれば、解答は単語・センテンスのどちらでもよい」とあるので、コミュニケーションが成立していれば単語だけを解答したとしても正解になる可能性は高いです。

プレテストの結果をみると、Part B の No.3のみ正答率が90%を超えていて、それ以外は50%前後となっています。前述した通り、設問自体はそこまで難しいものではないので、問題形式に慣れてから臨むことで高得点を狙うことが可能なPartだと思います。


Part C: ストーリーを英語で話す
Part C は4コマイラストの問題です。1コマ目から4コマ目までの内容を英語で伝える問題。

難易度が高いと言われているPartCとPartDでは、評価の観点3つ「コミュニケーションの達成度」・「言語使用」・「音声」の全てが問われることになります。

準備時間は30秒です。4コマ分すべてをストーリー立てし、その内容を英語で話す準備をこの時間でしなければなりません。 一方、解答時間は1分あり比較的余裕があります。

ここでは英語の瞬発力が求められます。1コマあたり約8秒という短い準備時間に適切な単語が思い浮かぶかどうかが評価の分かれ目になります。

この力は意識的に鍛えていかないとなかなか身に着けるのが難しいといえそうです。プレテストの観点別評価の結果を見ても、「コミュニケーションの達成度」は全体の50%程度が基準を満たしているといえますが、「言語使用」においては0〜4の5段階評価で3と4を獲得できた生徒は30%程度となっています。英語が得意な生徒は着実にスコアを獲得できる一方で、ほとんどの生徒は半分以下の評価となっていると予想されます。


Part D: 自分の意見を述べる
Part D は英語で話される音声を聞いたうえで、質問に対する自分の考えとそう考える理由を英語で述べる問題です。

時間制限は準備時間が1分間で解答時間が40秒となっています。

Part DはESAT-Jの中で、最も難しい問題になっているといえます。プレテストの結果を見ると、比較的高い評価を得られたであろう生徒は30%程度です。

英語運用能力の深さと同時に、日ごろから自分の意見を伝えることができる思考力・判断力が求められます。

[2022-11-09]

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