がんばる先生の指導ノート

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「チャート式 基礎と演習」

おすすめ書籍勉強の仕方 2025/06/07

こんにちは。個別指導塾ノーバスのかえです。
今回は、数学が苦手な方やもう一度基礎から学び直したいという方に向けて、数研出版の「白チャート」シリーズの活用法をご紹介します。

「白チャート」とは?

 

「白チャート」は、高校数学で有名な「チャート式」シリーズの中でも、最も基礎的な内容に特化した参考書です。
初学者や、しばらく数学の勉強から離れていた方にとって、安心して取り組める構成になっています。

おすすめポイント

  • 丁寧な解説
     例題には解法の流れが詳しく書かれており、理解しやすい工夫がされています。

  • 基礎→応用へのスムーズなステップ
     基礎をしっかり固めた上で、次の段階(青チャートなど)に進むための土台になります。

  • 例題と類題のセット
     実際に手を動かして練習することが前提になっているので、演習効果が高いです。

効果的な使い方

  1. 例題の解法を理解する
     まずはしっかり読み、どういう考え方を使っているのかを把握します。

  2. 自力で解き直す
     解答を隠して例題を解くことで、知識のアウトプットができます。

  3. 類題に挑戦する
     例題と同じ考え方を使って、実際に解いてみましょう。スムーズにできれば定着成功です。

  4. 間違えた問題を復習ノートにまとめる
     間違いは成長のチャンス。後日見直せるようにしておきましょう。

学習計画の立て方(例)

例えば、1冊に約150問あると仮定すると…

  • 1日6題ペース → 約1ヶ月で完了

  • 1日3題ペース → 約2ヶ月で完了

平日は例題+類題をコツコツ進めて、週末は復習日にするのがおすすめです。
毎日の習慣にすることが、継続と成果につながります。

 

✅ 白チャートの効果的な使い方
1. 使い方の基本ステップ
① 例題を読む → 解法の流れを理解する

いきなり解こうとせず、「どういう考え方を使っているか」に注目

ポイントや解法の方針を、ノートに自分の言葉でまとめるとGood

② 解答を隠して、例題を自力で解き直す

読んだだけでは身につかないので、必ず「アウトプット」を意識

手が止まったらすぐに解説に戻るのもOK(粘りすぎない)

③ 類題を解く → 本当に理解できたか確認

類題でスムーズに手が動けば、その範囲はクリア

間違えた問題にはチェックをつけて、後日もう一度トライ

🗓️ 学習計画の立て方(1〜2ヶ月で基礎完成を目指す)
例:高校1年の内容を復習したい場合(数ⅠA)
全体:例題+類題あわせて約150〜200問程度

期間:1ヶ月〜2ヶ月が目安

▷ 週の学習ペース例(1日30分〜1時間)
曜日 学習内容
月〜金 例題3問+類題3問(合計6問)
土曜日 間違えた問題の復習+週の総まとめ
日曜日 予備日・質問整理・進度調整

※ポイントは「一気にやろうとせず、毎日コツコツ」。
できれば、勉強した内容を「誰かに説明できるか」を意識すると理解が深まります。

💡+αのアドバイス
「見直しノート」を作る
 → 間違えた問題や重要ポイントを1冊にまとめると、試験前に便利!

勉強仲間がいれば一緒に進めるのも◎
 → 疑問を共有したり、モチベーション維持に効果的です。

 

まとめ

白チャートは、「数学に苦手意識がある」「どこから復習すればいいか分からない」といった方にこそおすすめの教材です。
着実に例題をこなしていくことで、「数学って意外と分かるかも」と思える瞬間がきっと訪れるはずです。

今後の学習の道しるべとして、ぜひ一度手に取ってみてくださいね!