総合的な学習の時間が削減され、主要教科の授業時間が約1割増えています。
例えば、算数が869時間から1011時間に、理科が350時間から405時間となりました。
さらに、2011年度からは小学5・6年生に外国語活動が追加されたため、すべての教科の総時間数は、
6年間で278時間増加し、全体で5367時間から、5645時間となりました。
2011年から5・6年生では英語が必修科目となり、聞く・話すを中心に学習します。
・算数、理科を中心に学習内容が増加します。
・4教科では25%以上、算数と理科では30%以上教科書のページが増えています。
・算数でも表現力が大切となり、一つのテーマをグループで話し合ったりなどの授業が増えました。
・計算が出来るだけではなく、根拠を明らかにして筋道を立てて学習することが重視されています。
・学年間で学習内容を重複させて、基本的な知識・技能の確実な定着を目指しています。
例えば小学校4年生の場合
以前の学習指導要領では… | 新学習指導要領では… |
億・兆の単位 | 億・兆の単位容 |
概数 | 概数 |
和・差の見積もり、積・商の見積もり四則計算の性質 | |
四捨五入 | 四捨五入 |
そろばん(加法・減法) | |
2位数などによる除法 | 2位数などによる除法 |
小数の加減 | 小数の加減 |
小数×整数/小数÷整数 | |
分数の計算 | |
面積の単位()と測定*面積の単位(a、ha) | 面積の単位()と測定*面積の単位(a、ha) |
正方形、長方形の面積 | 正方形、長方形の面積 |
立方体、直方体、直線の平行や垂直/平行四辺形、ひし形、台形見取図、展開図 | |
角の大きさの単位 | 角の大きさの単位 |
伴って変わる二つの数量の関係 | 伴って変わる二つの数量の関係 |
四則混合の式 | 四則混合の式 |
資料の分類整理 | 資料の分類整理 |
*赤字が新たに加わった内容です。 |
・「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」を柱とし多くの学習内容が追加されました。
・小学校、中学校での内容の一貫性を重視しています。
・実験・観察を単なる作業に終わらせないよ実験、観察の結果を整理し考察する学習活動を充実させています。
例えば小学校6年生の場合
以前の学習指導要領では… | 新学習指導要領では… |
燃焼の仕組み | 燃焼の仕組み |
水溶液の性質 | 水溶液の性質 |
電流の働き | 電流の働き |
人の体のつくりと働き(人の呼吸、人の消化・吸収、人の血液循環) | 人の体のつくりと働き(人の呼吸、人の消化・吸収、人の血液循環、主な臓器の存在) |
植物の養分と水の通り道(でんぷんの出来方) | 植物の養分と水の通り道(でんぷんの出来方、水の通り道) |
生物と環境(生物とみず、空気とのかかわり) | 生物と環境(生物とみず、空気とのかかわり、食物連鎖) |
土地のつくりと変化 | 土地のつくりと変化 |
てこの利用 | |
電気の利用 | |
月と太陽 | |
*赤字が新たに加わった内容です。 |
・伝統的な言語文化に触れ、日本語の言葉をより理解するために、古文・漢文などの内容が教科書に盛り込まれています。
・他の人の感想を聞き、良さを認めて自分の表現に生かすなど「交流」についての学習内容が追加になっています。
・47都道府県の名称と位置が学習内容に加わりました。
・作業的、体験的な学習や問題解決的な学習が充実し、詰め込み学習だけでは対応が難しくなっています。
・テストによる評価はありませんが、小5.6年生で週1回の授業が必須となります
・ALT(外国語授業助手)の先生といっしょに、英語であいさつしたり、歌を歌ったりと聞く・話すを中心に学習します。
・英文法の学習はほとんど行われません。
授業内容が増えたことにより、学校での授業スピードが相当速いと感じているはずです。
きちんと理解できていないまま新しい学習に入っていくため、苦手なものばかり増えて学習する意欲も落ちてしまいます。
ノーバスは完全個別で生徒1人に先生1人で授業を行います。
何が苦手でどこで詰まっているのか、1人ひとりの個性に合わせたきめ細やかな指導ができます。
新学習指導により、学校の授業についていけないと感じている生徒さんも安心して学習することが出来ます。
質問できない生徒でも先生がやさしく問い掛けてくれるから安心して勉強に集中できます。
ノーバスの教え方はこちら